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 カヤックのカスタマイズ > ソロA1(グラブナー)
2006年冬にダウンリバー用カヤックに手を加えました。 「カスタマイズ」とは言っていますがほとんどメーカーが用意しているオプション品を取り付けただけです。 でもね、使い勝手は大幅に良くなりましたよ!
1.フットブレース

フットブレースそのものはグラブナーでは御馴染み(?)のアルミパイプです。 L型に曲がったアルミ製フットブレースを固定するためのベースは、船体と同じラバー素材を専用の接着剤(付属品)を使って接着します。 それだけでも十分なのでしょうが、念のため周囲を布テープで補強しています。 ちょっとダサいけどね(笑)。

簡単なシステムですが、このフットブレースがあるだけで非常にパドリングがしやすくなります。 (2006.12)


2.スプレーデッキ

スプレーデッキもメーカーの純正オプションなので設置はいたって簡単です。 「ホールフィッティング」と呼ばれる穴の開いた円形の部材を船体に接着します。 後はスプレーデッキに縫い付けられたナイロンベルトを、このホールフィッティングに通して固定するだけです。

もちろんメーカーのセットにはスプレーデッキと一緒に、スプレースカートも付属されているのでこれを装着すれば、スプレー(水飛沫)に対して万全となります。

このスプレーデッキ・セットですが、ダウンリバー以外でも、特に冬場のパドリングに役に立ちます。 実際にパドリングをしていると、流れの飛沫以外にパドルを伝って水が艇内に入ったり、パドリングによって跳ね上げられた飛沫が艇内に溜まることが結構多いことに気付くと思います。 夏なら構わないのですが、冬はなるべく濡れる要素を減らしたいですから、それらを避けるためにもスプレーデッキは重宝します。 

漕ぐ手を休めてデッキの下からサーモスポットを取り出して、カヤックに浮かんだまま熱い紅茶でパドル・ブレイク。 冬のパドリングもなかなか良いでしょ!

(2006.12)


3.シートとバックレスト(背当て)

実はスプレーデッキ購入に際して、ミスをしてしまったようです。 僕のカヤックはグラブナー(本社では)現在販売されていない旧タイプなのですが、デッキセットは現行モデル用です。 カヤックの大きさなどは一緒なので、スプレーデッキとしての機能は問題ないのですが、現行モデルは僕のカヤックよりも背もたれの位置が若干後ろに付いているらしく(?)、僕のカヤックではコーミング(コクピットとなる穴)の中央付近に背もたれが位置してしまいます。 このため同社付属のエアクッション(シート)を利用すると、クッションの背もたれの厚み分、カヤックへの乗り降りがしにくくなってしまいます。

シートを使わないとなるとお尻が沈んで腰が痛くなったりするので、やはり何らかの代わりが必要です。 そこでホームセンターでウレタン製のクッションフロアを買ってきました。 これを、耳の部分をカットして2枚重ねに接着してシート代わりにしてみました。 なかなか良い感じなのですが2時間以上乗っているとお尻が痛くなってきます。 もう一枚もっとやわらかい物を重ねた方が良いかもしれません。

バックレストも背中に直接あたる部分が硬く、痛くなるので、やはりウレタン製のクッションフロアをカットして貼り付けました。 カスタマイズと呼ぶのも恥ずかしいくらい簡単ですが、とても快適です。

(2007.01)


4.バックレスト兼用シート

多摩川中流域の、是政橋(府中市)から稲田堤までのプチツーリング(2007/09/25)をした時に気付いたのですが、このカヤック(ソロA1)の標準装備であるバックレストは、文字通り「背もたれ」であると同時に、カヤックのサイドチューブを外側に押し広げる役目も持っています。 その結果、カヤックの外寸はL310cm×W80cmとなっているのですが、バックレストをはずすと当然両サイドチューブが内側に内傾し、カヤックの幅が狭くなることになります。

当然ながら、艇の長さは変わらずに幅が狭くなるのですから、カヤックの性格は直進性が増すことになります(詳しくは「インフレータブルカヤックのデザインについて」の考察をご覧下さい)。 またソロA1はボトム(船底)の気室の中央が少し出っ張ることでキールの役目も担っているのですが、艇幅が狭まることにより、このキールの部分の影響がより強くなるようにも思え、そのことも直進性により強く寄与しそうです。

すると上流のホワイトウォーターではオリジナルの回転性能が高い状態のパドリング、また、中流以降の回転性をそれほど重視しないエリアでは直進性の高い状態でのパドリング、と言った具合に艇幅を少々コントロールすることでより快適なパドリングが出来るのではないでしょうか!

そこで標準のバックレストを使わず、艇幅をやや狭くした状態で使えるようなバックレスト兼用シートを自作してみました。

材料はホームセンターで売っている発砲スチレンフォームです。 45cm×45cm×3cmサイズのものが¥488でした。 ちなみに発泡スチロール用の接着剤が¥167でしたから、全部で¥655です!

完成サイズは、幅36cm×奥行30cm×背もたれ高さ15cmです。 背もたれ部分は現実的には「背もたれ」の役目は果たしません。 むしろサイドチューブが内傾するのを抑えることが目的です。 座席面の緑のフォーム材は、上にある「3.シートとバックレスト」を作った際に100円ショップで購入したもののあまりです。

このシートを実際にセットすると、カヤック幅は実測で75cm程でした。 オリジナルよりも5cm幅が狭くなっています。 実際に漕いで見た感想は、やはり直進性が高くなっていて、目論見が当たりました! シートもカヤック本体に固定するまでもなく、サイドチューブが両サイドから押さえつけているために、常にテンションが掛かっていてパドリング中に動いてしまうようなこともありません。 機能的には正に大満足と言えます。

まぁ、あえて難点を挙げるとすれば、収納性の悪さですね。 シートのサイズは上に記したとおりですが、バックレスト部分がL型に固定されているために、僕が使っているカヤックの収納バッグには上手く入りません。 大した問題ではないですが、このシートを使いつつ、次回はバックレスト部分が折畳めたり、取り外しできるような物を考えたいと思っています。

(2007.11)

 

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