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Yes, We are Paddle Freaks! |
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| Nobody Remember Olympic Game. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 忘れ去られたオリンピック・ゲーム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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僕がメインで楽しんでいるカヤッキングは、インフレータブルカヤックを使ったレクレーションなのですが、インフレータブルカヤックを手に入れる以前は、フォールディングカヤックをその手段としていました。
最初に所有したカヤックはフジタカヌー研究所の「キンググース・KG−1」。 このカヤックは艇長が短い割にはキールがしっかり入っていて、非常に漕ぎやすい優等生モデルでした。 瀞場で背もたれに体重をかけると、アルミの支持部分が曲がってしまうのには閉口したけれど(苦笑)。。 次いで、僕のカヤッキング・フィールドが海に移るとともにフェザークラフト社の「K−1エリート(1991モデル)」へ。 このカヤックを手に入れてからは、僕の長距離パドリング熱が次第に上がっていったと言っても良いですね(笑)。 とにかく漕ぎやすくてポリエチレン製のシーカヤック程度にはスピードも出るし、ツーリング時のキャンプ道具など荷物を積むと喫水線が下がってさらに安定感が増していきました。 逆に「空荷の状態では安定感が悪い」と感想をおっしゃる方々もいましたが、僕自身は安定感が悪いと思ったことは無く、とにかくフォールディングカヤックの最高峰であると今でも思っています。 2002年、カナダのバンクーバーを個人旅行で訪れた際、グランビル・アイランドのフェザークラフト社を突撃訪問して工場を見学させてもらったこともありました。 □□□ |
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さて、話は変わって今回はそんなフォールディングカヤックを使ったレースの話です。 多くの人は、フォールディングカヤックのレースと聞くと、最近は日本各地で行われている市民レースのことだと思うでしょう。 でもちょっと違います。 チャンピオン・スポーツとしての最高峰(異論をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは仮に「最高峰」としておきます)、オリンピック・ゲームです。 そもそもカヌー・カヤック競技がオリンピック・ゲームとしてはじめて採用されたのは、ヒトラー政権下の1936年ベルリン大会においてのことでした。 ICF (International Canoe Federation:国際カヌー連盟)に残されている同大会の記録を見ると、非常に興味深いことが分かります。 まず、当時は男子競技だけで女子による競技はありませんでした。 さらにカヌー・カヤック競技と聞いて恐らく多くの人が真っ先に思い浮かべるであろう、スラローム競技はまだ採用されておらず、オリンピック・ゲームとしてのカヌー・カヤックはフラットウォーター・レーシングとしてはじまったのでした。 ヨーロッパでカヌー・カヤックと言えば、先ずはフラットウォーター・レーシング!という概念は、この辺に由来しているのかもしれません。 それ以外にも現在の競技とは、パドラー(漕ぎ手)の人数による種目数も、レースが行われる「距離」数も異なっています。 参考までに、1936年ベルリン大会と2004年アテネ大会の競技種目及び上位入賞者のタイムを比較してみましょう(フラットウォーターレーシングに限る)。 |
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どうですか? 現在に比べて種目数そのものが少ないことはもちろんですが、レースタイムにも如実に差が現れていますね。 これは他の多くのオリンピック・ゲームと同様だと思います。 また、カヤック競技に10000mがあったというのは面白いですね。 陸上競技や水泳競技をイメージすれば分かるとおり、長距離はそれ自体が独特の面白さを持っています。 個人的にはカヌー・カヤックマラソンのような感じでオリンピックでも復活してくれたら嬉しいのですが。。 □□□ さて、ここからが本論です。(前置きが長すぎたな、スマヌ、笑。) ベルリン大会では10000m競技にもう一つ、いや正確にはもう二つ競技種目(シングル、ペア)があります。 そう、フォールディングカヤックです! まずはレース結果を見てみましょう。 |
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とりあえず、上位3組のみ書き出してみましたが、ICFの競技記録ではシングル、ペア共に13艇が決勝レースを行っています。 驚くべきはそのタイムです。 改めて書いておきますが、フォールディングカヤックでのタイムです! レーシング艇のタイムと比べてはシングル、ペア共におよそ4分の差がありますが、それでも10kmを50分で漕ぐなんて、現在、一般的なシーカヤック愛好家がFRP製のシーカヤックを使ったとしても結構難しいのではないでしょうか。 フォールディングカヤックは、アルミニウムや木製のフレームにナイロンキャンバスなどの船体布を被せて作られています。 その構造及び材料の性質上、リジット(一体成型)の艇に比べて水の抵抗を受けやすく、スピードが出にくいと言うことは自明です。 当時はアルミニウムの加工技術が今ほど高かったとは思えないので、恐らくフレームは木製だったでしょう。 ヨーロッパの、木製フレームを用いたフォールディングカヤックと言えば、ドイツのクレッパー Klepper を筆頭に「頑丈ではあるけれど非常に重い」と言うことが代名詞(?)のようになっています。 残念ながら僕はまだ同オリンピック・ゲームの写真を見つけることが出来ていないのですが、どんなフォールディングカヤックをオリンピックで使っていたのか非常に気になります。 ちなみに現在、恐らく世界中で唯一だと思うのですが、フランスのノーティレィ社 Nautiraid からフォールディング・フラットウォーターレーシングカヤックが販売されています。 ドイツが誇る史上最強の女子カヤッカー、ビルジット・フィッシャー Birgit Fischer (オリンピック金メダルを8個、銀メダルを4個を保持)の依頼で開発され、彼女が世界中で行うレッスンやクリニックのお供として使われている模様です。 □□□ 以上は、オリンピック・ゲームと言うチャンピオン・スポーツでの記録なので、もちろん僕らが普段接しているレジャー・スポーツと単純に比べることは出来ません。 レジャーやレクレーションであるなら、そもそもタイムにこだわる必要なんてありませんし、むしろ、のんびり、ゆったり水の上で休日を愉しむことが何よりの喜びとなります。 しかし、フォールディングカヤックでも10kmを50分で漕ぐことが出来るという事実は、僕にとってこのスポーツの可能性の一端を再発見したような気持ちにさせてくれました。 ICF に残された記録を見ると、オリンピックにおいてフォールディングカヤックによるレースが行われたのは、1936年のベルリン大会が最初で最後、唯一です。 フラットウォーターレーシングという最高速艇がある以上、あえてチャンピオン・スポーツとしてフォールディングカヤックを用いる理由は無いのかもしれません。 しかしその強烈なインパクトは、レジャー・スポーツを愉しむ僕らにこそ相応しい記録なのではないでしょうか。 シーカヤックマラソン愛好家の皆さん。 皆さんにとって、上の事実、「忘れ去られたオリンピック・ゲーム」は新たな刺激になりませんか? もっと出来るはずだと言う、さらなるモチベーションの発揚にはなりませんか? さあ、熱くなれ!! (2007.10.10) |
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